幸せを幸せと思える 気持ち

昨日は
仕事で遅くなり

遅くなったついでに
飲んでた仲間に合流して

合流したついでに
真夜中なのにいっぱい注文して

いっぱい注文したついでに
残ってしまったお料理を
お土産にしてもらった

土砂降り

ちょっと飲みすぎてしまったなぁ

小さな後悔

明日も早いの

すぐ寝なくちゃ

寒いし

雨だし

さっきまで楽しかった心が
しぼんでく…

家のドアを開けると

息子の部屋から
楽しそうな笑い声

あ
今日は彼女が来るって言ってたもんね

まだ起きてるのかぁ
若いって素晴らしい
おばさんは寝ます

着替えようとしてたら
息子が冷蔵庫を開けて何か探してる

お土産あるよ
残り物だけど

え
本当？

食べる？

食べる食べる！

この枝豆
ペペロンチーノ味だから
美味しいよ

へぇー

お土産を温めてお皿にのせ
息子が部屋に持っていく

これ食べる？
息子の声が聞こえる

わぁ美味しそう
彼女の声も聞こえる

この枝豆
味がついてるんだって

本当だぁ
枝豆大好き

美味しいね

美味しいね

こっちも美味しいよ

本当だ
美味しいっ

あーぁ

ドアを開けてるから
声が全部聞こえる

可愛いなぁ

若い二人にはご馳走なのかな

たしかに
美味しいお店の美味しい料理で
残り物には見えないくらい
ちゃんとしたお土産だけど
こんなに喜んでくれるんだね

恥ずかしがらずに
あれもあれも
包んでもらえば良かった

もっともっと
たくさん お土産 持ってくれば良かった

美味しいものを
美味しい～と喜べる二人

小さな残り物を
ニコニコしながら分けあっている

そうだよね

幸せ だよね

幸せを

幸せと

思える

気持ち

それが 大事だよね

それが あれば

幸せは
すぐ見つかるよね

あったかい二人の会話を聞きながら

ゆっくり

眠りに落ちていく

今日も

幸せ

だったね