小さな感覚
会いたくないな
そう思う人がいる
悪い人じゃないのに
嫌いじゃないのに
なんとなく
なんとなく嫌
この 小さな感覚を
わたしは大事にしたいのです
行きたいところがある
ふと
行きたくなる
今
行きたくなる
でも今日は他にやること山積みで
そんな時間なくて
明日なら行けるよ
自分に言い聞かせたくなるけれど
この
小さな感覚が
わたしの未来を変えることもあるのです
飛行機から見る雲の上はいつも青空
飛び立つ時は曇りでもいつも青空
わたしの小さな感覚は
きっと雲の上と同じなの
こっちに来ればいいんだよ
いつもそう教えてくれるサインなの
心を覆っている雲は
きちんと生きなきゃいけない
一生懸命働かなければいけない
楽ばかりしちゃいけない
自慢しちゃいけない
わがまま言ってはいけない
自分のことだけ考えてはいけない
いろんな
いけない
に
縛りつけられた毎日は
仕方ないんだ
みんなこうやって我慢してるんだ
と納得させて
もっと頑張れ
幸せになるために
もっともっと頑張れ
わたし なんかが幸せになるために
わたし なんかにも
空は 拡がっている
わたし なんかにも朝は来る
わたし なんかにも季節は巡り
わたし なんかにも愛する人がいる
わたし
なんか
ではないのです
わたしは誰よりも大切に
わたしを扱っていいのです
生まれてくる小さな感覚を
大事に大事にしてあげよう
どんな小さな感覚も見逃さないで
素直に叶えてあげよう
わたしがわたしを
ちゃんと
生きてあげるために
もっと
耳を澄ませて
わたしの 心に