バスを待つ朝
日曜日はバスが少ないのね
バスなんて久しぶりに乗る
いつもあなたの車かタクシーか
地下鉄のわたしだもの
なんにもない日曜日なら
ぐっすり眠っている時間に起きて
髪をきれいに乾かして
お気に入りのブラウスを着て
バスを待つの
だあれもいない バス停のベンチ
そばのコンビニで買った珈琲を飲みながら
春の青い空を見上げた
なんだか
なんだか
わたし
幸せだよ
また春が来て
わたしには行く場所がある
わたしを必要だって言ってくれる場所へ
わたしが覚えたい生き方を
教えてくれる場所へ
バスを待つ 日曜日の朝
少女みたいに胸はずませて
バスを待つ朝
新しい自分を
見つけに行こう