まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

自分探し




三年前まで
わたしはわたしの事を
わかっているつもりでした

明るくて
優しくて
人を励ます事が大好きでした

誰かのために頑張る
誰かのために犠牲になる

それが美しい生き方だと信じていました




自分が嫌いでした

嫌いな自分を好きになるためには
誰かの役に立ち
誰かに誉められることしかなかったのです


いつも不安でいつも寂しくて
いつも自分を責めていました

その気持ちを味わいたくなくて
慌ただしく動いていました






動けない時があります


目が覚めた夜中の三時

ものすごい不安がおそってきます
お布団の中で身動きもせずに
不安で金縛りにされてるみたいな状態

それでも朝は来ます

そしてまた
誰かの役に立つために
わたしが動き出す一日が始まります





ある日食べたいものがわからない自分に
気がつきました

朝ごはんも夜ごはんも
息子の好きなもの

友達とランチに行けば
友達と同じもの

ひとりでランチする時は
一人ご飯してても恥ずかしくないような
女性が集まるカフェ

ホントはラーメン食べたかったのに…




あぁ
わたしは
わたしを大切にしてないなぁ







少しずつから始めました

今日食べたいもの
今日着たい服
今日会いたいひと
今日行きたいところ

大きな変化はなかったけれど
周りが優しくなりました

わたしが励ますのをやめてみたら
励まさなきゃいけないひとは
いなくなりました

わたしが頑張るのをやめてみたら
いろんな人が助けてくれました






わたしはもう いい人じゃありません



仕事もしないで
夏休みはゴロゴロして
年老いた愛犬と寄り添って
ゆっくり夏を眺めています


ダメおばさんです





ダメおばさんになっても


やっぱり夜中の三時は嫌いです


不安になります



でもね

無理して頑張っても
ダメおばさんになっても
不安なら


ダメおばさんの方がずっといい



好きなことだけしてられるなら

夜中の三時に不安になるくらい
たいしたことじゃありません







不安になってもやっぱり朝は来て

朝になったら

大好きなわたしが

ここにいます








もう探さなくても




本当のわたしが




ここにいます




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あと何日生きられるかわからない

愛犬を見つめながら