なにもかも寂しい時は
わたしは今日からお休み
あなたはずっとずっと仕事
仕方ないってわかっているのに
なにもかもが
寂しい
あなたの笑顔を見られないことも
あなたの声を聞けないことも
あなたと手を繋げないことも
ひとりでテレビを見ることも
ひとりでご飯を食べることも
ひとりでぼんやりすることも
スタバでラテを飲んでも
友達とお喋りしてても
綺麗にメイクしても
お気にいりのCDをかけても
夕方の空も
夏の終わりの風も
ひとつひとつ灯りがついていく街並みも
しーんと静かな夜も
なにもかも
寂しい時は
ただ
その寂しさの中で揺れてみる
お母さんに抱っこされた子供みたいに
おやすみ
わたし
おやすみ
寂しさ
明日の朝になったら
寂しさを
もう寂しくさせない
わたしになっているかしら
寂しさだって
感じてあげなければ
寂しいんだ