跳ぶ 前
いきなり ステージは変わらない
いえいえ
変わる ことも ある
変わる時は
今までの常識がひっくり返った時
目から鱗
って
そんな感じの時
よく言う ぱっかんした 時
でもね
ぱっかん は なかなか やって来ないの
やって来ないぱっかんを期待するより
まず
珈琲を飲もう
お気に入りの喫茶店
カフェじゃなくて喫茶店
美味しいウィンナーコーヒー
窓の外には青空と冬の海
居心地の良い風景
深呼吸するみたいに
その風景を
味わう
わたしの気持ちを
味わう
どんな気持ちも
味わう
そして
いま自分が出来る範囲で
自分がいちばん安らぐ事をしてあげる
それは
美味しい珈琲かもしれない
眠りかもしれない
お喋りかもしれない
歌かもしれない
何かを買ってあげることかもしれない
もしかしたら
泣くことかもしれない
怒ることかもしれない
誰かを 嫌う…
そんな感情かもしれない
なんでもいいの
感じたことに正しいも間違いもなくて
それを 感じられるから
わたしなんだ
満たされてるわたし
満たされていないわたし
満たされたいわたし
全部
わたしなんだ
まるっ と 全部のわたしをくるんで
わたしの安心を今日も見つけていく
跳ぶ前に 出来ることは
それだけ
跳びたいなら 続けることは
ただ
それだけ
翼は
わたしが
持っている