まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

綺麗な朝







見たこともない街だった





f:id:iitan1115:20161021112400j:image






緑の丘

白い道

子供達が笑いながら走り回り

丘の上にはチャペルがあった



喉がかわいて

お店に入ると

キウイ色の可愛いジュースが置いてある
中には輪切りのキウイが浮かんでる

これ
美味しいよ


振り返ると大好きな友達がいた




じゃあそれにしなよ

そう言ったのはあなただった



あなたもいて
友達もいて

わたしはすごく幸せだった


キウイのジュースは

子供の頃にどこかで飲んだような

甘酸っぱい味がした






ふと気がつくと

若いときから仕事でお世話になった
あの人もいた


ニコニコ微笑んでる


じゃあみんなで飲もう!


あなたがビールやソーセージや
お店の中のものをたくさん抱えて
お金をいっぱい払ってる


友達は小さい男の子を連れてきた


あれ?
彼女の息子はもう大きいはずなのに





時間が違うのかな

世界が違うのかな






わたしは不思議な気持ちで

みんなを見つめた



楽しそうなあなた

楽しそうな友達と男の子

楽しそうな…あのひと












そこで


目が覚めた






あぁ


綺麗な夢を見た


あぁ


幸せな夢だった






そうして





気がついた






あのひと




亡くなったんだよね







あなたも元気で
友達も元気で
わたしも元気で
生きているけど



あのひと


お空に還ってもう何ヵ月になるだろう





気になって
去年のスケジュールをめくると


あのひとと最後にお仕事してから




ちょうど

一年がたっていた













綺麗な  朝





今年初めて  雪が積もった  朝





f:id:iitan1115:20161021112548j:image




懐かしくて




寂しい