秋の電車に乗って
のんびりした夏は
罪悪感と
ダメ出しと
お昼寝と
あきらめ
その全部を受け取って
それでもいーや と 気づいたら
綺麗な秋の中にいました
誰かのために尽くして
ニコニコ笑顔を作って
好かれるために
大切にされるために
びくびく生きてきたわたしは
それでも誰かに嫌われていた
なら
もう無理はやめよう
わたしだけに正直でいよう
たとえ
一人ぽっちになってもいいや
わたしは
わたしと
いつも一緒だもの
そうして
全部放り投げた夏のあとには
綺麗な秋が やって来ました
わたしは
怠けても
ぐずっても
大丈夫でした
きっと
あなたも…
秋の電車に乗って
本当に見たい景色を見に行こう
わたしがわたしで生きてくことを
認めて
許して
抱きしめて
秋の電車に乗って
本当に
行きたい場所へ
電車が
走り始めます
わたしに優しい
わたしを乗せて