春の種から 秋の稔りへ
春
どんな種を蒔いたのか 覚えていますか
覚えてなくてもいいんです
いま
自分が感じている世界が
蒔いた種の稔り だもの
わたしは 変わりました
変わりたいとあんなに思っていた時には
ちっとも変わらなくて
もう
これでいーや
このままでもいいんだ わたし
そう思えた時から
いろんな事が変わり始めた
外に手を伸ばして
方法を探していた時にはわからなかった
大切なものは
ぜんぶ
わたしの中に
ありました
たとえばお金持ちになったり
たとえば素敵な恋人が出来たり
たとえば周りがいい人ばかりになったり
たとえば
長い間の望みが叶ったり
そしたら
わたしは変わりました
って言えるのかな
言ってもいいのかな
周りが変わらなきゃ意味がないのなら
いつまでも
自分を責めるでしょう
いつまでも自分を責めていたら
いつまでも変わらないでしょう
春にも 雨は降ります
夏でも 風が冷たい時もあります
秋でも 空が低く見える日もあるし
冬でも 優しい光は注ぐのです
わたしが わたしで 生きてる限り
いつも笑顔でいられる訳じゃない
でも
気がつくの
笑ってもいいよね
泣いてもいいよね
悩んでもいいよね
そう思えるわたしになれたから
わたしは
やっぱり 変わりました
わたしの気持ちをちゃんと聞いて
わたしの気持ちを味わい尽くす
そんなわたしは
お金持ちではないし
完璧にはほど遠いし
相変わらず
ジタバタ転がるほど
悩んだりもするけれど
どんなわたしも 愛おしい …
それが
この春蒔いた種から芽を出した
わたしの 大切な 稔りです
ちゃんと
稔った秋を
見つけて
見つめて