わたしが帰る場所
夏の旅は 飴色
きらきら光って悲しみを癒してくれる
花が咲いてる
空が拡がる
窓から見る景色が暮れてゆく
ねえ
いつも帰りたかった
わたしがわたしらしく居られる場所に
笑っても泣いても何しても
許される場所に
そこに行けば愛されて
そこにいれば幸せになる
いつもいつも探していた
わたしが帰る 場所
外に求めてずっと彷徨い続けて
誰かの満ち足りた話を聞いては
真似してみたり
羨んでみたり
でもたどり着けなかった
そうだよね
その場所は
わたしの中にあったんだもの
まだ薄暗い夜明け前の道を
ひとり歩きながら
わたしを愛することを許そう
わたしの全てを愛していこう
そう決めた時
世界の中心は
わたしに 変わる
忘れない
飴色の夏
もう愛されていた わたしに
気がついた 夏