まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

休め の サイン




調子が良くないの


わたしも



そんな話で盛り上がった昨日の夜



いつも誰よりも気を使って
みんなに好かれてるわたしの友達


気の使い方がいやらしくなくて
本当に性格の良い彼女が

ちょっとだけ
心配な病気になった




励ます言葉がないわたしは

わたしも
調子がイマイチなのよー



決してもう若くないわたし達の
不調自慢みたいなお喋りに笑っちゃう



ねーねー
ずっと頑張ってきたもんね

これは   休め のサインだね



そうなのよ!
彼が掃除機かけてくれるようになったの‼
今までなんにもしなかったのに


どんどん
やってもらってー
お姫様みたいに大切にしてもらって
そしたらきっと治っていくよ‼


そんな
わたしの言葉に


彼女は顔を曇らせて



でも

掃除機かけてもらってる間
どこにいればいいか
わからないの…






そうだよね…





わたしが掃除機かけてる時

息子はソファにひっくり返ったり
ゲームしたり


だけど
もし息子が掃除機かけてくれたら
わたし
ソファにひっくり返っていられるかしら




わたし達

そんなにも

誰かにやってもらう事に

慣れていないんだ






二人で笑った

ちょっと涙混じりで笑った






してあげる事には慣れてるけれど

してもらう事を受け取れない

無器用なわたし達



ひとの笑顔を見たくて

居心地良くしてあげたくて

一生懸命だった わたし達




そろそろ  おしまい




誰かの笑顔で幸せになるのは
お休みして
わたしの笑顔をいちばん大切にしよう





そう約束して

彼女と別れた





自分でもわからないうちに
頑張っていること
頑張ってきたこと


それを全部
ぎゅーっと抱きしめてぱあーっと手放して


休め のサインをちゃんとちゃんと
受け取れたなら



きっと

わたしの笑顔から


みんなが幸せになる





きっとわたしの心地よさから


みんなの心地よさが




始まっていく




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休んでいたら



誰かが


運んでくれるだけ





ゴールに着く時間は


おんなじなんだ