まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

お金 は 空気と同じ



今日は真面目に書きますね

いつもは不真面目なの

だって
空想ポエムだから笑
(たまに現実もあり)


今朝も息子の口笛が聞こえました

今朝
わたしは起きませんでした



お給料日だからです


おにぎりは
もう作らなくて良いからです






三月 半年ぶりに再就職した息子は
四月のお給料は半分も出なくて
もう失業保険も底をついて
ずっと貧乏生活を送っていました

貧乏
と言っても

家はある 洗濯はしてもらえる
ご飯はある お風呂も入れる

余裕の実家暮し



でも

活動費が  ない



交通費や毎日のお昼ご飯
友達と出かける交際費も
彼女とデートするお金もない

しかもこの春に車検もあり



わたしね
放っておけないです

甘やかしすぎかもしれないけど

息子の最低限のお金は
負担してあげようと思いました



だけど

わたしも週休三日
基本あんまり働かない母です
お金が有り余ってるわけではありません


わたしの決して多くはない
お小遣いから捻出あとは食費を節約

やりくりやりくりやりくり



節約って言葉が大嫌いなわたしが
節約して暮らし始めました


ダメだよこんなの~
お金は使わなくちゃ廻らない
喜んで出さないと入ってこない


節約してると
最初はそんな罪悪感でいっぱいだった


お金がなくなることがこわいんです
使ったらなくなる
でも使いたいし 使わなきゃ
楽しいことは手に入らない
使わなきゃきっとお金は廻ってこない
だから使う
でも使うのがこわい
使わないのもこわい
この矛盾…




ある日
存在給  って言葉を知って


そうかぁ
生きてるだけで 人はお金をもらっていいのか

誰にでも平等に与えられてる
空気のように

お金はあるんだよ


だから大丈夫‼



大丈夫なんだ‼



じゃあもっと使ってみる‼





そしたら



お金       なくなりました






あれれ?


わたしは違うのかな
存在給ないのかな

やっぱり一生懸命働かないと
やっぱり わくわくになんて
お金使わないで
真面目にコツコツ生きないと


いやいや
ここでやめたら今までと同じ

わたしもお金持ちになりたいよー
わたしも
叶姉妹みたいなドレス着たいよー(嘘)


そんな自分の中のバトルが
繰り広げられた頃の息子の金欠




可愛い息子のためなら


存在給はどーでもいい




わたしの楽しいことは封印

息子のためにお金を使ってあげよう



朝起きて
運転しながら食べられるように
おにぎりを作ってあげて
夜ご飯は ないお料理の知識を絞りだし
クックパッドを睨み付けながら
少しでも安く
少しでもボリュームがあって
疲れて帰ってきた息子が

これだけ?

と ガッカリしないように



そんな日が続きました



そのうち



わたしの中に


小さな変化






わたし

お料理が好き   かも?




あんなに面倒で
毎日  何作ろうか悩んで

息子の好きなお肉をたっぷり買ってきて
ジューッ と焼くみたいな
メニューばかりだった我が家の食卓に
見たこともないメニューが並ぶ


クックパッドの力


なんですが



節約しなければ
クックパッドもこんなに
開かなかったわけですから~




毎日
冷蔵庫の中をチェックして
仕事の帰りに
足りないものだけを買ってきて
どれだけ美味しいお料理を作れるか

それはもう

お料理じゃなくてゲームです

節約は
いつのまにかゲームに変わっていました


ゲームだから


お金がない
どーしよー

なんて思わないし


お財布に小銭しかなくても
るんるんです



楽しい♪




人生でいちばん節約したこの二ヶ月は

お金をいちばん楽しく使えた
二ヶ月になりました




新しい服が買えないから
奥から古い服をひっぱりだして着たら
可愛いね と言われた日

デート代もないから
彼女と家でご飯を食べたいと
息子に言われて
慌てて作った豚丼
美味しく出来て嬉しかった日


こんなに大変なはずなのに

なぜか息子も機嫌よく
わたしもご機嫌




なんにも     困らない






お金がなくて困る    って

わたしの思い込みでした





お金    なくならないしね



こんなに大変でも


発泡酒じゃなくて


ビール飲んでたしね







さて

お給料日です





昨日息子に

明日の夜ご飯  何食べたい?
と聞いたら

明日は友達と外で食べる
と言われました





あー
楽しかった節約生活も終わりかぁ…



今日はわたしもお給料日なので
お小遣いもまた使えるし
冷蔵庫チェックもしないで
買い物に行っても大丈夫




でも
わたしのゲーム感覚は残ったまま




お金は なくならない

だから楽しく使っていい

使えるお金が多くても少なくても
楽しい嬉しい


だって見えるお金がなくても

わたしの中に豊かさはちゃんとあるのだから






きっと
わたしの存在給は


いちばん    てっぺん



景色が   きれい




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お金は



空気とおんなじ




見えないけれど



溢れてる