祈るちからを 信じて
一度も行ったことのない街の
崩れていく様子がテレビに写る
昨日まで
わたしと同じような毎日を
送っていたひとが
家を無くしお腹を空かせて
不安な夜を送ってる
だけどわたしは
今日もビールを飲んだ
ご飯を作って食べた
寒いからストーブをつけた
息子は楽しそうに鼻歌を歌いながら帰ってきた
年老いた愛犬は
ソファーで幸せそうに眠ってる
いつもの 風景
わたしには何にも出来ない
胸は痛むけれど
わたしには何にも何にも出来ない
でも
祈ろう
祈るちからを 信じよう
大地が平和になり美しい自然の中で
また 子供達が
笑顔で走り回れる日が来ることを
一日も早く
一秒でも早く
いちばん辛い思いをしたひとは
いちばん
幸せになれるんだ
その日は必ず来るから
信じて
祈る ちからを