まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

あきらめて 春の風に乗る




良くなろうとするのは  止めました


もっと綺麗になりたい
もっと豊かになりたい
もっと勉強しなくちゃ
もっと稼がなくちゃ


わたしは

わたしが思ってるより

ずうっ  と


綺麗でもないし
仕事も出来ないし
怠け者で
落ち込んでばかりで
そのくせ何にも努力しない

そんなひと  でした


そんなひと の  わたしを見せないために

明るくお喋りして
いつも幸せよオーラを出そうとしてました

それが

わたしにも

誰かにも

重荷になってるなんて思わなかった



だから
ずーっと頑張ってきた


幸せな振り







大好きなひとと
もう 20年も前にお別れした
子供は4歳だった

そのひとの事を悪く言った事はなかった

お別れしてからも
ちゃんといろんな面でフォローしてくれて
彼に感謝していたし
幸せになってほしいと祈っていた


でもね


ちゃんと自分を見つめてみたら


心の底の底の いちばん底のわたしは

ものすごくものすごくものすごく
彼を憎んでいた

幸せになんてなる訳がない
わたしと息子を放り出したんだから
わたしがどんなに大変だったか
わたしがどんなに惨めだったか
いつか思い知ればいい
いつか土下座して謝りにくるべきよ
だって
わたしは


裏切られたんだから


あんなに信じていたのに


ゴミみたいに


棄てられたんだから






びっくり…



実際はわたしにも
いっぱい悪いところがあってお別れした

息子と二人っきりになってからも
それなりに楽しく生きてきた


二回も三回も恋もしてときめいて

全然惨めじゃなかったし

この人生で良かった‼って思ってるのに



いちばん

下に隠れていた     醜いわたし
ぞっ    とするような     醜いわたし




でもね



仕方ないんだ




わたしは

そういう人なんだって

あきらめる



隠していた感情を
お日さまの下にさらけ出して
ひろげてみる




わたし




しょぼいなぁ




わたし




汚いなぁ



真っ黒だなぁ






そしたら笑っちゃった



大丈夫


って思っちゃった




しょぼい私でも
ちゃあんと生きてこられた


しょぼい私でも

友達もいて仕事もあって帰る家もあって
息子がいてくれて愛犬がすり寄ってきて


あなたの笑顔も見られる




イイカッコしなくても何かにならなくても
しょぼくて真っ黒けでも

わたしはこうして
春の暖かい日曜日を迎えてる





あきらめないで
と言われて生きてきたけれど



あきらめてみたら


楽でした



あきらめてみたら

自分が可愛くてせつなくて


大好きに大好きに なりました



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軽くなった 心で



いま   春の風に     乗る