寂しくてもいいかもしれない
幸せ
って言葉がよく出てくるのは
幸せ じゃないからです
がじゅまる の 木
堂々として安心して存在している
そっと手をあてると
しーんと 命の力が伝わってくる
なんにも言わないのに
わたしの中の見えない力を
湧きたたせてくれる
わたし
こんな風に守られたかった
小さな一輪の花でいいの
わたしらしく
ちょこんと咲いて
風にそよいで
お日さまをあびて
夜の星を見ながら眠りにつく
そんなわたしを
大きなあなたが守ってくれたなら
それだけで良かった
幸せすぎるわたしの
幸せを覆い隠すような
寂しさ
幸せになるって
決めるのは
幸せじゃないからです
幸せすぎるわたしが
幸せじゃないわたしを
ちゃんと受け止める
わたしは 寂しい
その寂しさから目を反らして
どんなに周りが満たされても
愛されても
お金があっても
称賛されても
わたしは
寂しい
その寂しさも わたしの一部
ゆっくりゆっくり抱きしめて
ただ
静かに咲いていく
寂しいまんまで
幸せに
なる
寂しくても
いいかも しれない