まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

わたしの 街



札幌は雪まつり

観光客がいっぱい

仕事帰り 街を歩くと あちこちから 
私にはわからない言葉が聞こえてくる

家族 なのかな
友達 なのかな

みんな白い息を吐きながら
寒い季節に頬を赤らめてる


きっと

今日を楽しみにして

何ヵ月も前から予定をたてて
ツアーを探して
お金を貯めて
わくわくして
うきうきして
体調が悪くならないように祈って

迎えた

今日の雪まつり


そんな外国の人たちの横を

いつも通り
仕事帰りのわたしが行き過ぎる



もう何年

雪まつり雪像を見ていないだろう


身近にあるものは
いつもすぐ手が届くから
来年でもさ来年でも見られるから

今さら
見なくてもね

そしてきっと

この街に住みながら
この街の風景を
誰よりも知らずに通りすぎていく


旅に出たなら

あの街はすごく良いの‼
また行きたいーっ
ってみんなに話すのに

自分の街は

なんにも知らない




遠くもいいよ
知らない街もいいよ


でも


わたしの街もいいよ


仕事するだけの街にしないでよ



そんな声が聞こえるから



明日は

雪まつりを見に行こう


わからない言葉を聞きながら


わたしが育った街を

ゆっくりゆっくり


白い息を吐きながら


歩いてみよう




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当たり前すぎて


気づかない


しあわせを見つけに