まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

冬至の 朝




今日は  冬至

一年でいちばん夜が長い日



20年前
私はシングルマザーになりました
仕事をしていたから
なんとか食べるのには困らなかったけれど
不安 と 悲しさ に
押し潰されそうな日々が始まりました
息子と二人きりになってからの半年間は
記憶もほとんど ありません
あまりに辛くて消去しちゃったのね
なんて友達に言われましたが
そうなのかなぁ


いろいろ あって
その時住んでいたマンションも
引っ越さなければいけなくなり
小さなアパートに移って
そこから本当に
ちゃんと生きていこう
寂しいなんて言ってられない
一人でも息子を育てていかなくちゃ
なんて
頑張り始めた気がします

いま思うと
子供はほっておいても
大きくなるのだから
頑張らなくても良かったのですよね

だけど
頑張る!しか出来なかった

収入も不安定で
心も不安定なわたしのもとで
よく息子は素直にすくすく
育ってくれたなぁ
感謝せずにはいられません

なんだか楽しい思い出よりも
息子を怒ってしまった事ばかり思い出す
そんなに怒る母親では
なかったつもりだけれど
私の罪悪感になって私の中に
こびりついてる気がしてた



その
罪悪感を

ひとつ

ひとつ

はぎとっていく作業


この二年くらいは もがきました



私が悪いの


私がダメだから


私がもっと頑張れば



そんな呪いを解くために

毎日もがき続けました



もう大人なのに
わたし おかしいんじゃないかしら?

他の人はみーんな幸せそうに見える

わたしだけ
いつまでも 自分探ししているみたい

もっと素敵になりたい
もっと素敵な人生を送りたい

高校生みたいな気持ちのまま
年だけ重ねてきちゃった私




もがいて


本読んだり


セミナー行ったり


旅に出たり



早くお日様が上ってほしいのに
ずっと夜が続くような毎日


でも

いろんなもの失って

失うものなんて
そんなにないんだ
生きていくのに大切なことは
本当にシンプル


それが
なんとなく
わかってきてからは
生きるのが楽になりました


私が一人で
息子を育てなければならなくなったのは
私が悪いんじゃなかったんです
私が息子を怒った事を思い出しても
胸が痛む必要なんてなかったんです



私は わたしのままで いいんだ

それを認めるだけで良かったんです



そうしたら


今   ある    幸せが   溢れてきた




わたし ずーっと
幸せだったんじゃないの

わたしにしか創れない幸せを
ちゃんと創っていたじゃないの

他のものばかり目がいって
当たり前の毎日を見ていなかった だけ







冬至の 朝


隣の部屋で
息子がすやすや寝ている幸せ

今日も
元気に仕事に行ける幸せ

自分探しなんてしなくても
自分はここにいる事に気がつけた 幸せ




夜がいちばん長い日の

夜明けを見ている  幸せ



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一日が


今日も優しく   はじまる