幸せ ひとり時間
今夜は家には帰らない
ホテルでひとりビール
夜景の見えるレストランは
空いていて
いろんな事を考えたり
あっちこっち妄想したり
あのね
一杯目のビールがね
下げたお皿と一緒にウロウロしてた
まさか あのビールが
来るわけないでしょ
ホテルだもの
まさか
まさかね
来ました…
私の前に置かれたビール
泡はほとんど消えて
グラスの8分目で
グズグズしてる
迷ったけれど…
今日は私の大切なひとり時間
我慢したくない
私をもてなしてあげたい
だからって
我儘になりたい訳じゃないけど
丁寧に
このビールは飲めません
と告げた
もちろんホテルの人は
すぐ 代わりのビールを
持ってきてくれた
こういう時
楽になったな
と思う
前は我満した
そして ビールを飲んだ
そして 思うんだ
もう二度と あのホテルの
あのお店には行かない
今は 違う
ちゃんと伝える
伝えれば
なんとかなる事が
けっこう あるんだ
伝えないと
哀しい事が
けっこう起きるんだ
だから
伝える
代わりのビールと
美味しい サラダ
そのあとのワインと
美味しいチーズ
幸せ ひとりの時間
私は 私の気分を
大切にして
回りの 景色に左右されない
いつだって
自分が見たいものを見てるから
見たくないものが
見えた時には
見たいものを見る力が必要
その 力は
特別なことじゃない
拗ねないでふくれないで
ありのままを
伝える だけ
どんな景色が見えたとしても
自分の気持ちに
素直になるだけ
幸せ上手に
なりましょう ね