空を見上げる 日曜日
空
空 は なくならない
見上げれば
空
晴れてる日
曇ってる日
いろんな空はあるけれど
空はいつも広がっている
わたしの上に
見上げればね
ずっと空を見ない季節があった
あの頃うつ向いていたね
いつも うなだれて
足元のコンクリートだけを
見ていた気がする
どこまでも
冷たい固いコンクリートが
続いている気がしてた
あの時も
見上げれば空は広がっていたのに
わたし
忘れていた
気がつかなかった
自分が出来る簡単な
見上げる
って事さえ出来なかった
そのくらい
固まって生きてたの
だから
今
悲しいのは
そこしか見ていないから
今
苦しいのは
そこにがんじがらめに
なっているから
柔らかくなって空を見よう
力をぬいて大きく息を吐いて
息を吸っても吸っても
苦しいのは
吐くことを忘れてるからだよ
見上げてみて
あなたの空を
わたしの空を
きっとそこに
心は溶けていく
今まで大変だった事は
全部かたちを変えて
優しく優しく
あなたを包むんだ
そして
歩きだそう
ゆっくりでいいから