まるで少女みたいに恋をする

毎日は優しい奇跡で溢れてる 一緒に奇跡を見つけませんか

触れられる私

真夜中

この部屋には
わたし

となりの部屋に寝ている息子

ソファーで寝ている愛犬

みっつの 命




手を伸ばしても
誰にもさわれない


手を伸ばさなくても

触れられる わたし


立ち上がって
そばに行かなくても

来てくれることを
待っていなくても

わたしは
わたしに
触れられる


あったかい手
あったかい足


嬉しくても
悲しくても
こころがひんやり
固まっても

あったかい

自分…




ずっと
大切にしてきたのは

相手の気持ち


なのに
おどおどしたり
遠慮したり
ぎくしゃくぎくしゃく



本当は
ずっと大切にしたかったのは

自分の気持ち

って気がついたら


うまくいかなくても

自分の気持ち
大切にしたんだから


いっか

そしたら
自由に呼吸が出来た





そんな繰り返しのなかで


まだまだ
まわりが気になることも
あるけれど


触れられるわたしを
大切に
大切に

あたためて
抱きしめて

生きていきたい


どこにもいかない
いなくならない
たった一人の
いつも
ここにいる ひと



世界中の誰よりも

あなたに
優しくしてあげる


そんなこと思いながら

もう一度
眠りましょう…








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